プロのメイクアップアーティスト直伝!挑戦の春には、エネルギッシュなレッドオレンジを
春のメイクといえばピンク。でも甘すぎるのは苦手、、そんな方にも挑戦しやすいリップメイクをご紹介します。
メイクアップアーティスト平山竜巳氏による、「個性を活かすメイク方法」をご紹介する新企画がスタート!実際にメイクアップしている動画もあるので、プロのテクニックをじっくり学べちゃいます♪
こんにちは。メイクアップアーティストの平山です。【Makeup as Life】をコンセプトに、自由に楽しみながら、個々の魅力を引きだすためのメイクをご紹介していきます。
第一回目のメイクテーマは「挑戦」です。春になって何かに取り組む方は多いと思いますが、なるべく自然体の良さを活かしながら、新たなフィールドへ挑戦してほしい、そんな思いで今回のテーマを決めました。
平山 竜巳 (メイクアップアーティスト)
海外でのアーティスト活動やメイクサロン運営を経て、現在は都内を中心にその人だけのパーソナルメイクを研究中。
【Makeup as Life】とは?
メイクは自由で、正解はありません。使うブランドもバラバラで良いですし、やり方も様々でいい。
それは一見難しく感じるけど、そこが楽しい。そんなメイク好きさんをサポートできるプロジェクトが「Makeup as Life」です。
こちらで紹介するのはコスメやメイク技術だけではありません。メイクさんってこんなことを考えて、お一人お一人の顔に向き合うんだと感じて楽しんでいただければ、僕はこの上なく幸せです。
今回のモデルさんからは女性らしい柔らかさと芯の強さの両方を感じました。
人の話を受け入れてくれる柔軟さと、自分で決めた新しい道に挑戦するんだという意志をメイクやコスメで後押しできる、そんなメイクを考えました。
ポイント①レッドオレンジのリップで力強さを表現
モデルさんはとにかくリップがふっくら可愛い!しかし、逆に言えばこの長所の部分をピンクの甘い印象にしてしまうと少女らしい可愛さだけが際立ってしまうので、今回は艶のあるレッドオレンジを使用。
メインカラーであるシャネル・ルージュココ416番、ココという名前の色味を使うことで、何かに挑戦していく時の女性の力強さを表現できればと思い、こちらを選びました。
ポイント②毛流れを重視し、作り込みすぎず自然体に
もっとも表情を変えられる部分のアイブロウでは、作りこみすぎず自然体な表情でいられるように毛感や毛の向きにこだわりました。スクリューブラシは僕の神器です。
ポイント③まつげを際立たせてピュアな印象に
今回のモデルさんは瞳の色が非常に薄い方なので、アイラインやアイシャドウを濃くしてしまうと春のピュアな表現はできません。そういった時には、お顔に元々あるまつ毛に印象をもたせてあげるとメイクオーバーにはならず、目元の印象だけを引き立てられます。
今回、実は夏のエネルギー溢れる要素のあるレッドオレンジをメインカラーに使用しましたが、塗り方ひとつで様々なシーズンに対応できます。
自分だけの色と形、そして 質感のコントロールをすることで、必ず皆さんだけのメイク表現ができあがります。お一人お一人のメイクやコスメを楽しんでくださいね。