ジバンシイのアーティスティックディレクターニコラ・ドゥジェンヌ氏「商品の開発秘話やジバンシイの世界観作り」を語るーイベントレポート

作成： 2018.10.23

3536 views 127

ジバンシイメイクアップアンドカラーアーティスティックディレクターニコラ・ドゥジェンヌ氏にジバンシイの世界や商品に対する想いを教えていただきました！

10月18日(木)、20年に亘りジバンシイのメイクアップアンドカラーアーティスティックディレクターを務めてきたニコラ・ドゥジェンヌ氏が来日し、東京モード学園にて特別講義が開催されました。

商品の開発秘話やメイク・作品に対する想い、ジバンシイの世界観作りについて教えていただいたので、ご紹介したいと思います！

1999年ジバンシイメイクアップアンドカラーアーティスティックディレクター就任以来、「ルージュ・ジバンシイ」「ルージュ・パーフェクト」「ルージュ・アンテルディ」「マティシム・ベルベット」など、FAVORでもお馴染みの人気商品を次々と生み出してきたニコラ氏。

まずは、これらの素敵な商品のアイデアはどこから来るのかお伺いしました。

Q. 次々と新しく生まれる商品のアイデアはどこから来るのでしょうか？

A. 音楽・絵画・写真・本などありとあらゆるところからインスピレーションを得ますし、アイデアは１日だったり１ヶ月だったり、ランダムに湧いて来ます。インスピレーションは継続的にいろんなところから受けているので、それぞれをアイデア創りに活かせるように常に考え続けなければならないです。

いつも考え続けることはご自身のDNAだから、止められないんだとか。

例えば、球体型のブラシが特徴的なジバンシイのアイコン的マスカラ「フェノメン・アイズ」も2008年にニコラ氏が世に送り出した革新的な商品の1つ。

以前、根元からしっかりとマスカラをつけるために、ブラシをカットしていた経験から生まれた商品だそう。

「今までにないものを創り上げるのが自分の仕事だし、それは素晴らしいことです。」とおっしゃっていました。

また、ニコラ氏がメイクをする上で最も大切にしていることも伺いました。

Q. メイクを施す際、一番大事にしていることは何ですか？

A. メイクを纏った女性が美しいと自分で感じるかどうかです。もし、モデルが美しいと思わなかったり、心地よいと感じなければ、それが写真に表れてしまいます。

商品を制作するだけでなく、ビジュアルも含め全てのディレクションを担当しているニコラ氏だからこそ、完成ビジュアルも含め、世界観作りに注力しているのですね。

こちらの「ルージュ･ジバンシイ･リキッド」のビジュアルは商品の魅力をよく表現している例の１つだそうです。

FAVORでも全色紹介中↓↓

新感覚のスティック型リキッド「ルージュ･ジバンシイ･リキッド」で、だれもが美人になれるソフトマットな唇に

ちなみに、ジバンシイと言えば、赤リップのイメージですが、なかなか挑戦できないという方も多いのでは？！そんな方へニコラ氏からメッセージをいただきました。

Q. どうしたら新しいメイクに挑戦できますか？

A. もしいい気分でない時は、赤リップを塗ってみてください。あなたがどんなに美しいかみんなに言ってもらえるでしょう。色はあなた自身を後押ししてくれるし、輝かせてくれます。メイクはただのテクスチャーとカラー。怖がる必要はないです。鏡を見て気に入らなければ、ただとればいいんです。あと、普段つけ慣れないものは、友達とシェアしながら色々挑戦することだってできます。

赤リップや新しいアイテムも、ニコラ氏の言葉通り、怖がらずに気軽に挑戦してみるといいかもしれませんね。