お悩み別!コンシーラーの種類と使い分け方を徹底レクチャーします☆

クマやニキビを隠すためにコンシーラーを使いたいけど、どのコンシーラーを選べばいいかわからない・・・という方に向けて、コンシーラーの種類とお悩み別の使い方を徹底解説します。
みなさんは、コンシーラーを活用できていますか?
肌のお悩みをカバーできるコンシーラーは、メイクの仕上がりを左右するとても重要な役割を担っています。
とはいえ、コンシーラーはいろいろ種類があるので、自分の肌悩みを解消するにはどれを選べばいいかイマイチわかりませんよね。
クマやシミ、にきび跡など、それぞれの肌悩みごとに適したコンシーラーがあります。
今回は、コンシーラーの役割から主な種類、肌悩み別に適したコンシーラーを解説します!
・肌のアラを隠そうとしてついファンデーションを厚塗りしてしまう
・クマを隠すためにとりあえずコンシーラーを使っているけど、全然消えない
・ほうれい線などのシワをカバーしたい
以上のようなお悩みを抱えている方はぜひチェックしてみてください!
1.コンシーラーはなんのために使う?
まず、そもそもコンシーラーがどんな役割を担っているのかを知っておきましょう。
コンシーラーの役割①部分用ファンデ−ション
一般的に、コンシーラーはファンデーションよりカバー力が高く、顔全体ではなく部分的に使うことを想定して作られています。
クマ、シミ、シワ、にきび跡など、ファンデーションだけではカバーしきれないような肌悩みをピンポイントで隠してくれる、「カバー力の高い部分用ファンデーション」と言えます。
スティックタイプ、クリームタイプなど、コンシーラーの種類によってカバー力は異なります。(後述します)
コンシーラーの役割②ハイライト効果
コンシーラーによっては、お悩み部分をカバーするだけでなく、その部位を明るくして立体的に見せてくれるものもあります。
特に、クマを光で飛ばすタイプのコンシーラーは、クマを目立たなくすると同時に自然なハイライト効果が期待できます。
2.コンシーラーは5つのタイプに分けられる!
次に、コンシーラーにどのようなタイプがあるのかを解説していきます。
コンシーラーは、テクスチャーや形状によって大きく5タイプに分けることができます。
1.スティック
2.リキッド
3.クリーム
4.パレット
5.ペンシル
現在様々なタイプのコンシーラーが出ているので、必ずしも全てが上記の5つに分類できるとは言えないのですが、一般的にはこの5タイプが主流です。
それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.スティックタイプ
スティック状のコンシーラー。
比較的硬めの質感で色がしっかりのるため、カバー力は高めです。
ただ、カバー力が高いぶん、広範囲に塗ると厚塗り感が出てしまう場合が多いので、ニキビ後やシミなど、範囲が狭く、カバー力が必要な部位に使うのが最適です。
リキッドやクリームタイプに比べると保湿力が低い傾向にあるので、乾燥が気になる方はつける前にしっかり保湿しておきましょう。
2.リキッドタイプ
リキッド(液)状のコンシーラー。
チップでつけるタイプ、ブラシでつけるタイプなど、様々な形状のものがあります。
限りなく液体に近いサラサラしたものから、クリームのようなこっくりしたテクスチャーのものまで様々なタイプがあります。
一般的に、テクスチャーがゆるいものほどカバー力が弱く、かたいものほどカバー力が高い傾向にあります。
テクスチャーがゆるいものは薄づきなので、広範囲につけても(よほど塗りすぎなければ)厚塗り感が出る可能性は低いでしょう。
テクスチャーがかためのものは、スティックタイプと同じようにクマやシミなどカバーする範囲の狭い部位に使うのが最適です。
3.クリームタイプ
クリーム状のコンシーラー。
同じ液状のリキッドよりもしっとりとやわらかいテクスチャーです。
カバー力はそれほど強くないのですが、比較的薄づきに仕上がるものが多いので広範囲をカバーするのに適しています。
保湿力が高いものがほとんどなので、乾燥しやすい頬や目元に使うと良いでしょう。
4.パレットタイプ
パレットに複数色収められたコンシーラー。
複数色がセットされているので、肌の色やカバーしたい箇所に合わせて色を調整できるのが特徴です。
テクスチャーはかためのものが多く、カバー力も高い傾向にあります。
他のカバー力が高いコンシーラー同様、広範囲につけるには不向きなので、クマやシミ、にきびをカバーする際に使うと良いでしょう。
5.ペンシルタイプ
エンピツのような形状をしたコンシーラー。
大きく、繰り出し式のタイプとシャープナーで削るタイプに分けられます。
スティックタイプよりも細めで硬いテクスチャーのものが多く、赤みの強いニキビなどカバー力が特に必要な部位に適しています。
また、小回りが効きやすいので口角や小鼻など細かい部分をカバーするのに最適です。
一般的に、テクスチャーが柔らかいものほどカバー力は弱くなり、かためのものほどカバー力は強くなります。
各タイプをカバー力が高い順に並べると、以下のようになります。
ペンシル>スティック>パレット>リキッド>クリーム
(もちろん、クリームでもカバー力が高いものがある場合もあるので100%正しいわけではありません。)
3.悩み別コンシーラーの使い分け
では、実際にクマやニキビを隠すのにはどのコンシーラーをどのように使えばいいのかを解説します。
クマ(青・茶・黒)
適しているコンシーラータイプ:スティック・リキッド・クリーム・パレット
目の下のクマは、色味によって3タイプに分けられます。
基本的に、クマの色の正反対の色(補色関係にある色)を選ぶとカバーしやすくなります。
クマの濃さや肌の状態によってスティックやクリームなど適したタイプを選びましょう。
・青クマ→オレンジ色のコンシーラー
青クマには、オレンジ色のコンシーラーを使いましょう。
色が濃い場合は、スティックタイプなどカバー力の高いものを使うと良いでしょう。
滞った血液が目の下の薄い皮膚から透けて見えるのが青クマです。
目の疲れや冷え、寝不足が主な原因なので、まずは日々の生活習慣を見直してみましょう。
血行を促すためのマッサージも効果的です。
・茶クマ→イエローのコンシーラー
茶色いクマにはイエロー味の強いコンシーラーを使いましょう。
茶色く沈んだような色のクマは、主に色素沈着が原因です。
メラニンや、目をこするなどして刺激を与えてしまうことで色素沈着が起こります。
茶クマが気になる方は、まず目元の日焼け対策や強い刺激を与えないよう気をつけましょう。
・黒クマ→オレンジ色のコンシーラー+たるみをカバーする下地
黒く、影のような状態になっているクマは、目の下のたるみが原因で起こります。
影とたるみをカバーするために、オレンジ色のコンシーラーや凹凸を埋めてくれる下地を使いましょう。
黒クマの原因である目の下のたるみを解消するには、アイクリームやマッサージなど日々のアイケアが欠かせません。
強くこすったり刺激を与えてしまったりしては逆効果なので、目元のケアは優しく丁寧に行いましょう。
シミ・そばかす→ピンポイントでカバーできるかためのコンシーラー
適しているコンシーラータイプ:スティック・パレット・リキッド・ペンシル
シミ・ソバカスのように範囲が狭く、色も濃い部位には、ペンシルやスティックのように、カバー力が高く、細かいところでも描きやすい細身のアイテムを使用しましょう。
できるだけ肌色に近いものを選び、隠したいところにピンポイントにのせて指やスポンジでなじませます。
ニキビ→凸凹をカバーできるかためのコンシーラー
適しているコンシーラータイプ:スティック・パレット・リキッド・ペンシル
ふくらみのあるニキビをカバーする場合は、いかに凹凸を埋められるかがポイントです。
カバー力が高い、かためのテクスチャーのコンシーラーをブラシにとり、ニキビより少し広めにのせて少しずつなじませていきます。
色は自分の肌色に近いものを選びましょう。
シワ(目元・ほうれい線)→光を集める柔らかめのコンシーラー
適しているコンシーラータイプ:リキッド・クリーム
目元やほうれい線にできた浅めのシワであれば、光を集めるタイプのコンシーラーでカバーできる場合があります。
できるだけテクスチャーが柔らかく、光でカバーするタイプやパール感のあるコンシーラーを選びましょう。
シワに対して直角に塗り、指かスポンジでなじませます。
赤み(ほお・小鼻)→広範囲の使用に向いている柔らかいテクスチャーのものを
適しているコンシーラータイプ:スティック・リキッド・クリーム
頬の赤みであれば、グリーンのコントロールカラーを薄くつけるだけでもある程度カバーできます。
赤みが強くコントロールカラーだけで隠れない場合は、広範囲につけても厚塗り感が出にくいクリームタイプのコンシーラーを使いましょう。
コンシーラーをつけるタイミングは?
コンシーラーをつけるタイミングは、基本的に「パウダーをのせる直前」と覚えておけば大丈夫です。
ですので、使用するファンデーションのタイプによってつける順番が変わります。
リキッド、クリーム、クッションなど液状のファンデーションであれば「下地→リキッドファンデーション→コンシーラー→フェイスパウダー」の順。
パウダーファンデーションであれば「下地→コンシーラー→パウダーファンデーション」の順につけると良いでしょう。
人によってはファンデーションを省略する場合もあるかと思いますが、その場合でも、「コンシーラーはパウダーをつける直前」につけるのがベストです。
・リキッドファンデーション使用時:ファンデーションの後に
・パウダーファンデーション使用時:ファンデーションの前に
肌色や肌状態によって適したコンシーラーは異なる
ここまでコンシーラーの主なタイプや基本的な使い分け方法をご紹介してきましたが、すべてのケースに当てはまるわけではありません。
元の肌色(色白なのか色黒なのか、イエローベースなのかブルーベース等)や肌の状態(乾燥肌なのかオイリー肌なのか)によって、最適なコンシーラーは異なります。
例えば乾燥が気になる場合は、できる限り柔らかいテクスチャのものを選びましょう。スティックなどかためのテクスチャーの場合、肌になじまず浮いてしまう可能性があります。
オイリー肌の場合、コンシーラーをつける前に皮脂抑制効果のある下地を塗っておくと良いでしょう。
基本的な使い方をしてもお悩み部分がカバーできない場合は、薬局や化粧品カウンターでプロの判断をあおぎましょう。