彼女を初めて目にした時、長いブロンド、ピンクのドレス、そしてふくよかな身体と豊かな表情に目を奪われたのを覚えている。
ビヨンセを真似て踊る彼女の名は、あっという間に私の脳内に刻まれた。
それからの彼女の軌跡は、私が記憶している限り、お昼の長寿番組のアシスタントからNYへダンス留学、ブランドプロデューサーなど、「芸人」と一言で括ってしまうのが違和感を覚えるほどだ。
そんな彼女、渡辺直美女史は、この度あのシュウウエムラとのコラボレーションリップを発表した。
メイクは彼女の象徴でもある。体型に目が行きがちであるが、綺麗に施されたメイクからは色気、女らしさ、品の良さや意志の強さなどが滲み、多くの女性からの羨望の眼差しを集めている。
リップはkissをテーマに全5色。私は“yummy kiss” OR584をチョイスした。
自分自身この手のカラーが大好物なのだが、女史は私の期待を軽く超えていった。
公式サイトには「ブラウンでもオレンジでもない絶妙な色」とあるが、まさにその通り。ブラウンだと暗すぎる、オレンジだとテンションが高すぎる、という時にぴったりなのだ。
とは言えどちらのテイストも持っているので、目元をブラウンでまとめてもいいし、オレンジメイクに使用してもいい。
とにかく、使いやすい。
合わせてこのリップ、非常に発色が良い。声を大にする。非常に発色が良い。(ここはフォントサイズ96)
さすがの女史なのだ。彼女のメイクを見てわかるように、目元もリップもくっきりはっきり。自由なカラーで遊んでいるところがとてもかっこいい。このリップの発色で女史に近づける。そんな気がしたのである。
私は仕事メイクでも構わず、新しくゲットしたコスメを試したい派なので、例に違わずこのリップも会社へつけていった。
つけていったのだが、直塗りそのままだとさすがに唇が仕事しに来たような感じになるので、しこたまティッシュオフするか、ブラシで薄〜くか、指でポンポン。そのくらいで十分色付く。
もちろんオフの時は思いっきり塗って、女史のようにワイルドでタフで、それでいてユニークな女性になりきってみようと思っている。